更年期の症状は多岐にわたり、その数50種類。大きく3種に分類されます。「自律神経失調症状」「精神神経症状」「その他」です。

■「自律神経の失調」が引き起こす症状
・ほてり/のぼせ(ホットフラッシュ)
ホットフラッシュは更年期の典型的な症状。首から上が急激に熱くなり、血管の拡張で顔が赤くなったり汗が出ます。これらは血管収縮をコントロールする自律神経の失調が引き起こすもので、一番避けたいのはストレスです。疲労や睡眠不足が重なると余計ひどくなります。
 
・頭痛/めまい
ホルモン分泌にも自律神経は大きな影響を与えます。生理が不順になった頃から頭が痛くなった、立くらみがするという場合も更年期症状です。めまいや耳鳴りもともないます。

・冷え
手足や腰などが冷えて眠れない、お風呂に入ってもなかなか温まらず寝付けない。これも自律神経やホルモンの分泌異常が原因です。子宮筋腫があると貧血になったり、もともと低血圧の人も冷えを起こしやすいので血液検査をお勧めします。


■「精神神経症状」が引き起こす症状
・イライラやクヨクヨ
私のように、夫の一言にかっときて、その後クヨクヨ泣いてしまったというのも更年期ならではのようです。
一般にストレスに弱いのは、ノーと言えない八方美人タイプや摩擦を嫌うタイプといわれますが、まじめで責任感の強く頑張りやの姉御・肝っ玉母さんタイプでも落ちいりがち。逆にのんびり屋や楽天的な人、攻撃タイプの人は無縁のようです。

「その他の症状」としては、肩こり(運動器系の疾患)、食欲不振(消化器系の疾患)、尿もれや排尿時の違和感(泌尿器系の疾患)があります。肩こりは筋肉の弱まりや血管循環の悪化により起こります。ひざや手指の関節痛も同様です。食欲不振は胃の粘膜や腸の運動異常が原因。便秘や下痢も引き起こします。尿もれは老化により骨盤底部をささえている筋肉が弱まるためです。

こうしてみると、精神と肉体の両面から影響をうけ、人により千差万別の症状が現れることが分かります。



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